§ Brand — Specimen · hinomiya
HINOMIYA
光に透ける切子模様を施した、新しい美濃焼。
A new lineage of Mino ware — porcelain that lets light through its kiriko relief.
ヤマカ陶料 × 黒田製型所 × 鋳込み師 水野 × 美萩工芸 × 宮下将太 × 東金聖
Fig. I — HINOMIYA kiriko / 光に透ける七宝繋ぎ
§ I — Concept · Ph-01
Brand philosophy.
HINOMIYAは、美濃焼の伝統的なライン製造技術と、陶芸家の創造性を融合させた、新しい美濃焼のかたち。陶芸家・宮下将太がディレクションし、現代アーティスト・東金聖が3DCADでデザインした切子模様を、無垢の磁土に施したプロダクトです。
美濃は日本一の陶磁器生産量を誇り、人間国宝も最も多く輩出してきた土地。土岐市の織部ヒルズ(土岐美濃焼卸センター団地)には、戦後の美濃焼を支えた老舗の卸・製陶・型・包装が集まり、その文化圏の上に「日本三大陶器祭り」のひとつ土岐美濃焼まつりが今も続いています。HINOMIYAは、この産地に蓄積された技術の地層に、作家の意匠を一枚重ねる試みです。
ライン製造を得意とする工場と、創造性を武器にする作家——対極にある両者は、これまで交わってきませんでした。HINOMIYAは、この「工場」と「作家」を一年以上かけて巡り直し、互いの強みを活かす「手間をかけた製造」という、新しい関係のかたちを試みた結果です。
土から箱まで——美濃焼に関わるそれぞれの職人が、互いのバトンを繋いで一枚を完成させていきます。
「人とのご縁や繋がりというのは、七宝と同じくらい価値のあること。」
§ II — Hands behind HINOMIYA · Mk-04
The makers.
土 — ヤマカ陶料株式会社(白磁陶土のパイオニア/1979年〜)。「骨格」「粘り」「溶かす」三要素を徹底管理し、酸化焼成で白く透ける高級磁土を生産。
型 — 黒田製型所(1978年創業/2代目・黒田恭章)。陶業を裏側から支える型師。HINOMIYAの繊細な切子型を起こし、ライン製造の基盤をつくる。
成形 — 鋳込み師・水野さん。HINOMIYAのカップは型が複雑なため、現状この方しか成形できない。泥漿を石膏型に注ぐところ以外は、ほとんどが手仕事。
焼成と研磨 — 宮下将太がオーダーメイドの窯で複数回に分けて焼き、丁寧に磨き上げる。無垢磁土を光に透かすための厚みと焼成は1℃単位で調整。
パッケージ — 木箱は伝統工芸の美萩工芸が一つひとつ手作りで製作。ソフトパッケージは「質感のある白」の高級和紙を採用。
I. Clay
Yamaka Tory Co.
ヤマカ陶料株式会社(1979〜)
白磁陶土のパイオニア。「骨格」「粘り」「溶かす」の三要素を徹底管理し、酸化焼成で白く透ける高級磁土を作り続ける。
II. Mold
Kuroda Mold Workshop
黒田製型所(1978〜/2代目 黒田恭章)
陶業を裏側から支える型師。HINOMIYAの繊細な切子型を起こし、ライン製造の基盤をつくる。
III. Casting
Riki Mizuno
株式会社 一洋陶園 三代目 / 水野 力(1960年創業/1990年法人化)
初代が動力成形で灰皿などを手がけ、二代目が鋳込み成形に転換、三代目・水野力さんは「鋳込み成形ならではの形状作り」に特化。HINOMIYAの複雑な切子型は、現状この方しか成形できない。泥漿を石膏型に注ぐ瞬間以外は、ほとんどが手仕事で完成する。
IV. Packaging
Mihagi Crafts
美萩工芸
木箱は伝統工芸の美萩工芸が一つひとつ手作りで製作。ソフトパッケージは「質感のある白」の高級和紙を採用。
§ III — Technique · Tk-03
Technique 圧力鋳込み × 3DCAD × 透ける磁
成形は、ライン製造陶磁器で用いられる「圧力鋳込み」。液状の磁土(泥漿)に圧力をかけて石膏型に流し込む技法で、薄く均一な器壁を安定的に作ります。
彫りは、東金聖が3DCADで設計した切子風の意匠。手彫りでは再現が難しい幾何学を、製造可能な型として実装。
材料は日本の誇る最高級磁土。無垢で焼き、丁寧に磨き上げることで、リムの彫りが光に透ける構造が生まれます。
日常での使用も妥協していません。電子レンジ・食洗機・オーブン(150℃まで)すべて使用可。洗練と機能を両立した、いいとこ取りの器。
§ IV — Iconography · Ic-α
Marks of meaning.
意匠の背後にある伝統的な文様と意味について。
N° 01
七宝繋ぎ / Shippou-tsunagi
七宝繋ぎは、円を四分の一ずつ重ね合わせて繋ぐ吉祥文様。永遠に円が重なり続いていく様子から、子孫繁栄・人とのご縁・人間関係の円満を願う日本の伝統柄。HINOMIYAの彫りは、光に透ける磁土の上にこの文様を立体化し、光の反射で文様が浮かび上がる構造を作っています。
§ Series — Idx-7
Series index.
HINOMIYA に含まれるシリーズの辞書。
- N° 01
cup & saucer
カップ&ソーサー — cup ø80×H70mm / saucer ø160×H25mm — 飲み物が透けて見える
- N° 02
free cup
フリーカップ — ø80×H70mm — お茶もスープも、用途を選ばない
- N° 03
mug cup
マグカップ — ø80×H70mm — 取手付き、日常の所作に
- N° 04
saucer plate
ソーサープレート — ø160×H25mm — 単独でもお菓子皿として
- N° 05
flat plate
フラットプレート — リム外ø220 中ø180×H25mm — パンも焼ける
- N° 06
pasta plate
パスタプレート — リム外ø260 中ø165×H40mm — 切子のリムが料理を額装
- N° 07
soup bowl
スープボウル — リム外ø190 中ø90×H50mm — 深みのある匙の通り道
§ Products — Pr-7
From HINOMIYA.
7 pieces